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飼い主さんへのメッセージ

猫のフィラリア症と予防について

近年、猫のフィラリア症が注目されています。
フィラリア症は元々、蚊が媒介する犬の病気という認識でしたが、猫にも感染し、犬とは異なる病態(呼吸器障害)であることが分かってきました。
犬では、心臓や肺動脈に寄生したフィラリア成虫が主な症状を引き起こしますが、猫の場合フィラリア成虫だけでなく、感染した幼虫が多くの場合、肺血管内で死滅するため、猫の呼吸器に悪影響をもたらします。
主な症状は、呼吸困難、咳、嘔吐、食欲不振、体重減少などで、悪化すると稀に突然死を招きます。
また、この病気は厄介な病気で、症状が他の病気の症状に似ている上、確定診断が難しいため、見逃されているケースが多いとされています。
そこで、予防が最も大切であるということになります。
予防は、毎月1回予防薬を投与します。フィラリア幼虫が猫の血管内に侵入するのを防ぎます。猫の場合、内服薬を飲ませるのが、なかなか大変なため、当院では背中に垂らすスポットタイプの予防薬をご用意しております。またこのタイプは、同時にノミの駆除もできるので一石二鳥です。
予防期間は蚊が活動する時期にあわせ、犬の場合と同じく5~11月までの期間を推奨しています。
是非とも、愛猫ちゃんをフィラリア症から守ってあげて下さい。

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当院は完全予約制です 03-3991-7533